おしごとらんど_さらに知りたい方BUSINESS

現在の職場体験活動の困り感と「おしごとらんど」
現在の職場体験活動は、多数の地域商店や企業等に一定期間生徒を送り出す形式です。
有意義とされる一方で、学校側・受入れ側双方で「困り感」を抱えています。
「おしごとらんど」では学校と企業等の調整を担うコーディネーターが仲介し、実施形式も今までと大きく変えることで、
長年の「困り感」に対応しています。

画像

事前・事後学習への協力
学校とコーディネーター・企業等が連携し、学校での学習と将来の仕事、自分たちの生活と社会のつながりを実感できる
ような事前・事後学習を展開します。

実施の例
1.ビジネスマナー講座

挨拶や電話の手法や形式の指導にとどまらず、「なぜそれが大切なのか」をビジネスの視点から伝えます。

2.ICTを活用した名刺の作成
学校のICTを使い、生徒それぞれが名刺を作成します。それを用いて名刺交換についてのマナーを学びます。

3.履歴書の作成
「おしごとらんど」で体験したい職種の希望を取る際、生徒が履歴書を作成し、志望動機等を記載します。

【参考】「キャリア教育に関する総合的研究第二次報告書」
(令和3年10月 国立教育政策研究所生徒指導・進路指導研究センター)より抜粋

今後の方向性として3点が挙げられる。一つ目は,多様な観点での事前指導・事後指導を行う必要性である。(中略)日々の学校生活の過ごし方や授業で学んだ事柄と「働くこと」の接点を見いだすような事前指導・事後指導によって,職場体験活動の効果や有意義さは更に高まるであろう。

想定される効果
「おしごとらんど」は学校や生徒にとってだけでなく、参加する企業等にとっても効果があります。また、地域社会に拠点を置く社会教育分野からコーディネーターが関わることで、学校・地域・産業分野のつながりが生まれ、それぞれが補完しながら子ども達の未来を支援することが可能となります。

企業等にとっての効果(例)
・取組み案内の配布・学校公開での見学等による企業広報効果
・企業間のつながりづくり
・将来の雇用への結びつき

【参考】雑誌「社会教育」2022年4月号(No.910)
「指定管理者が発信する新たなミッション(事例紹介)-ヤオキン商事㈱の取り組み-」
(元日本大学非常勤講師 堀越幾男)より抜粋

(前略)めざすのは、ソーシャルキャピタル(社会関係資本)を蓄積し、共生のまちの実現に貢献することであるといえる。(中略)コミュニティ・スクールの充実・発展のためには、生涯学習施設が地域支援組織として関わり、地域人材の学校への供給ルートの開発や学校理解等の学校に関わる基本的なスキルを学ぶ機会を設定する等のデザインが描ける。

© 2023 YAOKIN SHOUJI co., ltd
.